ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングの動きにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCによって提供されています。

 

ベンチャーキャピタリストのフレッド・ウィルソン氏は、今年は仮想通貨市場に「生命の兆候」が表れるだろうと予測しているが、仮想通貨がもはや安全な避難場所ではないとも指摘している。ウォールストリートジャーナルは、バックトの発表後、新しい投資家が参画するだろうと予測している。

ニューヨーク証券取引所と同じ運営者によって設立されたバックトは31日、ボストン・コンサルティングやパンテラ・キャピタル、マイクロソフトなどから1億8250万ドルの資金調達を行ったと発表。バックトがスタートするのは19年第1四半期だとみられている。

2018年の弱気市場は仮想通貨に容赦がなかった。様々な理由から、昨年は1000個のアルトコインが消えたと言われている。メディアでは90回にもわたってビットコインの「死亡記事」が書かれた。それでも主要な仮想通貨は生き残り、19年に回復の道を歩もうとしている。

どの仮想通貨が年のはじめに動きを見せているのか、チャートで追ってみよう。

BTC/USD

ビットコインは12月26日から3912.91ドルと3598.99ドルの狭いレンジ内で値動きをしている。このレンジを上抜ければ、4255ドルを越えようとする別な試みに結び付くだろう。成功すれば、逆三尊型のパターンが完成するだろう。パターンのターゲットは5500ドルだ。このレベルを超えれば、5900ドルまで上昇することも可能だ。短期のトレーダーは、ストップロスを3550ドルにし、4255ドルで終値(UTC時間)を付けた時に買うことができるだろう。

BTC/USD

50日間SMAが下向きに傾斜していることは、長期的なトレンドは下落であることを示している。20日間EMAはフラットで、相対力指数(RSI)は50に近い。これは短期的なトレンドが横ばいであることを示唆している。もしBTC/USDのペアが3598.99ドルを下抜ければ、弱気に転じるだろう。3236.09ドルを下回れば、下落トレンドが再開することになるだろう。

ETH/USD

イーサリアムは167.32ドルを上抜けようとしている。成功すれば、225ドルまで上昇する可能性もある。移動平均線は強気のクロスオーバーを完了し、RSIは強気の兆候を示している。

ETH/USD

弱気筋が167.32ドルを守ることになれば、ETH/USDのペアは136.12ドルまで下がり、さらに移動平均線まで下落する可能性がある。この領域が強力なサポートになるとみている。

ただし、この領域を下抜けることになれば、イーサリアムは100ドルまで下落し、さらに83ドルまで下落する可能性がある。トレーダーはサポートレベルまで反落するのを待って、購入することもできるだろう。

XRP/USD

リップルは過去7日間、50日間SMAの近くで取引されている。強気筋がこのレジスタンスを上抜ければ、0.40ドルまで上昇する可能性がある。このレベルを上抜ければ、逆三尊型のパターンが完成するだろう。ターゲットは0.52205ドルだ。ハードルとなるのは下降チャネルのレジスタンスラインだ。

XRP/USD

従って、短期のトレーダーはストップロスを0.32ドル未満とした上で、0.40ドルを越えて終値(UTC時間)を付けた時に買いを入れることが可能だ。

Therefore, short-term traders can buy on a close (UTC time frame) above $0.40 with a stop loss just below $0.32.

予想に反して、XRP/USDのペアが直上のレジスタンスから下落した場合、0.33108ドルがサポートとなるだろう。そこを下回れば、0.28600ドルがサポートとなる。0.24508ドルを下回れば、下落トレンドが再開してしまうだろう。