7月16日 主要仮想通貨チャート分析 底を打った仮想通貨はどれか?

ここに示した見方や意見は著者単独のものであり、コインテレグラフの考えを必ずしも反映するものではありません。リスクを含むトレードや投資の際には、自身で調査を行ったうえで判断するようお願いします。市場データはHitBTCから提供されています。

 新しい資産クラスが登場する際には、いつくもの障害に直面するものだ。アセットマネージャーはそういった障害に注意を払う必要に迫られる。JPモルガンやゴールドマンサックスなどは、既にその道を歩んでいる。

 新しく仮想通貨への参入を検討しているのは世界最大の運用会社、ブラックロックだ。同社は約6.3兆ドルの資産を管理している。ブラックロックのラリー・フィンクCEOは「クライアントが仮想通貨のエクスポージャーを求めているわけではない」と述べたものの、ビットコインのポテンシャルを調査するためのワーキンググループを発足させている。

 相場が底を打つに従い、取り上げる仮想通貨についてロングポジションを提案するかもしれないが、自らでデューデリジェンスを行うことは非常に重要なことだ。

 では、どの仮想通貨が底を打っているだろうか。チャートを見てみよう。

BTC/USD

 ビットコインは仮想通貨相場の回復をリードしている。直近の安値である6,120.45ドルから大きく回復している。強気の逆三尊型のパターンの可能性もまだ生きている。逆三尊型のパターンはネックラインにあたる6,953.38ドルを上抜けて終値を付ければ完成する。このパターンとなれば、ターゲットは7,996.11ドルだ。

BTC

 BTC/USDが7000ドル以上にスケールすれば、7750ドルまで大きなレジスタンスは存在しない。

 ビットコインが下降トレンドラインを上回る勢いを得れば、弱気の下降トライアングルパターンは無効になるだろう。弱気のパターンが無効になれば、中期的には1万ドルへのラリーとなる可能性もある。

 今年のラリーは、昨年に起こったラリーに比べると、より鈍化したものになるだろう。従って、投資家は辛抱強くなければならない。上昇トレンドの始まりがはっきりするまでは、ポジションサイズを小さくしておくべきだろう。

 6650ドルで建てたロングポジションは、ストップロスを5900ドルで維持できるだろう。

ETH/USD

 イーサリアムは20日間EMAを突破したことで、勢いを得たようだ。現在は直上のレジスタンスである496.36ドルへラリーする可能性がある。このレジスタンスでは、弱気筋による売りに直面することになるだろう。

ETH

 強気筋が500ドル以上にスケールすることができれば、600ドルまでのラリーとなるだろう。その際は550ドルがマイナーレジスタンスとなる。従って、500ドルを超えた段階でのロングポジションを提案したい。ストップロスは直近の安値である400ドル以下に設定する。もしETH/USDが550ドルを突破することができれば、トレーダーはブレイクイーブンにまでストップロスを引き上げることもできるだろう。

 リスク・リワードレシオはそれほど魅力的ではないものの、イーサリアムが4月時点の安値から回復した時には大きく上昇したことから、今回のポジションを提案したいと思う。目標とする水準まで早い段階で上昇することを期待している。

XRP/USD

 弱気筋はリップルが0.45351ドルを下抜けさせることに失敗した。一部の強気筋はここから利益を得ようと、引き付けられているようだ。

XRP

 XRP/USDはレジスタンスとなっている20日間EMAにまで達した。ここを上抜けることができれば、次は0.5ドル、さらには0.56270ドルまでいくだろう。

 リップルのパフォーマンスはそれほど良くない状態が続いていた。そのため、新しい買い場が見つかるまで、トレードは待った方がいいだろう。

BCH/USD

 ビットコインキャッシュは669ドルのレベルから値を戻し、20日EMAを上抜けた。このまま、下降トレンドラインまでラリーする可能性がある。

BCH

 もし強気筋が下降トレンドラインと、直上のレジスタンスである838.9139ドルを上抜けることができれば、BCH/USDは1200ドルまでラリーすることになるだろう。その際のマイナーレジスタンスは934.2316ドルだ。

 もし4時間足で850ドルを超えたままであれば、トレーダーは買いを入れることが可能だ。その際のストップロスは直近の安値以下に設定する。BCHは過去にトレーダーを驚かせるような垂直的な上昇を見せている。

 もし弱気筋が657ドルを下抜けさせれば、私たちのポジティブな見方は無効となる。

EOS/USD

 EOSは6.55ドルの水準から回復し、下降トレンドラインにまで達した。20日EMAも間近だ。この水準では弱気筋による強い抵抗にあうことになるとみている。

EOS

 もし強気筋がこのレベルを突破できれば、9.4456ドルへのラリーも期待できるだろう。EOS/USDは、このレベルでも強い売り圧力にさらされることになるだろう。

 9.4456ドルを上回った状態が維持できれば、ロングポジションを提案したいと思う。ターゲットは11.9986ドルだ。もし強気筋がこのレベルを突破できれば、15ドルまでラリーする可能性もある。

LTC/USD

 ライトコインは20日EMAまで値を戻した。20日EMAは主要なレジスタンスとなっている。強気筋は今年5月以降、20日EMAを突破できないでいる。

LTC

 もしLTC/USDが20日EMAを突破できれば、91.146ドルまで上昇する可能性が出てくる。このレベルを上抜ければダブルボトムのパターンが完成し、108ドルがターゲットとなる。

 しかし、102ドルから107ドルにかけたゾーンで強い抵抗に直面することになるとみている。107ドルを上抜けるまでは、ロングポジションの提案は控えたいと思う。弱気筋が74ドルを下抜けることになれば、強気の見方は撤回しなくてはならないだろう。

ADA/USD

 弱気筋が0.13ドルを下抜けることに失敗し、安値での買いが誘発された。その後、カルダノは20日間EMAを上回り、50日間SMAに接近している。

ADA

 直上のレジスタンスである0.161413ドルを上抜けることができれば、0.23ドルへのラリーにつながるとみている。

 従って、ADA/USDが4時間足で0.162ドルを上回ったままならば、トレーダーは買いを入れることができるだろう。ストップロスは0.11ドルに設定できる。

 もし強気筋が0.181617ドルを上抜けることに成功したならば、ストップロスをブレイクイーブンに引き上げて、リスクを減らすこともできるだろう。長期的には0.43ドルへのラリーの可能性もあるため、ポジションを維持することもできるだろう。

XLM/USD

 ステラは安値からの大きな回復を見せ、50日間SMAに達した。50日間SMAの近くにはいくつかのレジスタンスがある。

XLM

 XLM/USDは0.243ドルから0.2544ドルのゾーンで売りに直面するだろう。このゾーンを超えることができれば、0.36ドルへのラリーが見込める。

 強気筋が広いレンジのボトムを守ってきているため、長期的にはレンジのトップまでラリーするとみている。従って、長期的な投資家は0.255ドル近辺で買いを入れることもできるだろう。ストップロスは6月29日の安値以下に設定。ターゲットは0.477ドルだ。

 トレーダーは0.255ドル周辺での反落や値固めを待ち、その上でそのレベルを突破して買いを入れてもいいだろう。より近くにストップロスを設定し、リワードレシオを有利に保つ。

IOTA/USD

 IOTAは0.9150ドルの水準を維持することができたため、以前に提案したロングポジションのストップロスに触れることはなかった。

IOTA

 下降トレンドラインはレジスタンスとなっているが、ここを突破することができれば、IOTA/USDは1.2579ドルまで上昇する可能性が出てくる。

 1.2579ドルから1.33ドルの間でいくつかの売り圧力にさらされることになるだろう。このゾーンを突破できれば、2ドルに向けたラリーも可能性として見えてくる。

 従って、トレーダーは0.8850ドルをストップロスとしたロングポジションを維持してよいだろう。さらに上昇するかどうか見守ってみよう。

TRX/USD

 トロンは0.03275ドルのサポートレベルから巻き戻そうとしている。20日間EMAまで値を戻しているが、20日EMAは強力なレジスタンスだ。強気筋は5月22日以来、20日EMAを突破できないでいる。

TRX

 従って、20日間EMAを突破できるかが、下降トレンドを脱したかどうかの最初の指標となる。

 TRX/USDが下降トレンドラインを突破できれば、ポジティブに転じたことになるだろう。逆に20日EMAや下降トレンドラインを下回り、0.03275ドルまで下落してしまえば、私たちの強気な見方は無効になるだろう。