ここに示した見方や意見は著者単独のものであり、コインテレグラフの考えを必ずしも反映するものではありません。リスクを含むトレードや投資の際には、自身で調査を行ったうえで判断するようお願いいたします。市場データはHitBTCから提供されています。
仮想通貨市場は底に達した。アナリストは年末にかけて市場が強く上昇すると予測する。ファンドストラット社のトム・リー代表は、年末までにビットコインの価格は2万5000ドルになるとの見解を示した。金融コンサルのデビエグループ(deVere Group)は、イーサリアムが年末には2500ドルになると予測した。
ウォール街からの人材流入も続いている。最新の例では、ゴールドマン・サックスでポートフォリオ・マネジャーを務めていたスティーブ・リー氏が、昨年に創設された仮想通貨ヘッジファンドのブロック・タワー・キャピタルに参加した。また、同社は今年1月、ゴールドマン・サックスで副社長だったマイケル・ブッチェラ氏を戦略的提携およびビジネス開発の代表として迎えている。このような良い傾向の中で、仮想通貨市場が修正安になったか、上昇を続けたか見てみよう。
BTC/USD
ビットコインは上昇チャネル内で取引されているので、ロングポジションを持っているはずだ。損益分岐点においたストップロスにも触れていない。
この上昇チャネルのサポートラインで留まれば、1万ドルへの上昇の可能性がある。BTC/USDペアが上昇チャネルを下抜けた時は、20日EMAがサポートになるだろう。これを割った場合、下落傾向が強まり8700ドルレベルへの下落もありえる。8700ドルを下抜けした場合は、8000ドルへ下落する可能性もあるので、ストップは8600ドルまで上げることを勧める。
ETH/USD
イーサリアムはだんだん上昇している。過去2日間、700ドルレベルから回復している。トレンドラインのサポートが保てれば、745ドルへの上昇もありえる。
ETH/USDペアがトレンドラインを下抜ければ、20日EMAの600ドルレベルに下落する可能性がある。ここラインは強いサポートとなるはずだ。745ドル上でロングポジションを建てよう。ターゲット目標は900〜1000ドルへの動きだ。
BCH/USD
安値からの急な上昇の後、ビットコインキャッシュは1221〜1600ドルのレンジを形成してきている。現在はこのレンジの中間近くの1400ドルレベルに留まっている。
直上のレジスタンスへ向けて上抜けする前に、このレンジ内の動きが数日間続くかもしれない。一旦上抜ければ、BCH/USDペアは2000ドルへ上昇するだろう。一方で、1200ドルを下抜けた場合は、1000ドルへの下落もありえる。ポジションの構築はまだ勧めない。
XRP/USD
リップルは過去4日間、トレンドラインを上抜けできないでいる。20日EMAのサポートまで修正する可能性もある。ここから上昇できれば、直上のレジスタンスの0.9377ドルまで上昇するだろう。このレジスタンスを上抜ければ上昇トレンドは再開し、1.08ドル、そして1.229ドルへ上昇する見込みだ。
XRP/USDペアは0.76ドルを下回った。50日SMAまでスライドし、水平サポートの0.62ドルまで落ちるかもしれない。また、この通貨は0.76〜0.94ドルのレンジに留まる可能性もある。今後の動きが予測しずらい。0.94ドルを超えたら楽観的になって良いが、それまでまポジションの構築を勧めない。
XLM/USD
ステラは29日に直上のレジスタンスの0.47766719ドルに達した。ここで売りの圧力が強まっている。ステラはラウンディング・ボトムを形成している。今は上抜けしそうにないが、カップアンドハンドルを形成するかもしれない。
ラウンディングボトム、またはカップアンドハンドルのパターンターゲットは、0.78ドルだ。しかし、XLM/USDペアは0.63ドルと0.66で小さなレジスタンスに直面すると予想するので、すぐには到達しないだろう。直上のレジスタンスを突破してからトレードを勧める。
LTC/USD
ライトコインは過去数日間、141〜165ドルの狭いレンジで取引されている。
LTC/USDペアはどっちつかずの状態にある。160ドルを上抜ければ180ドルに向け上昇するが、141ドルを下抜ければ、117ドルまで下落する可能性がある。移動平均線と水平線がサポートを提供するので、ストップを140ドルにしてポジションを保持することを勧める。心配なのは弱いRSIのみだ。
ADA/BTC
カルダノは28日、直上のレジスタンスの0.00003445を上抜けた。これは強気のサインだ。底で強気のカップアンドハンドルを形成した。このパターンターゲットは0.00005217だ。
ADA/BTCペアはさらに上昇する前にブレークアウトレベルに修正する可能性がある。しかし、上抜けは力強く、現在のレベル0.0000375で構築したいポジションの50%を購入し、ストップロスをハンドル下側の直下の0.000029にすることを勧める。
残りの50%は、ブレークアウトを再び試した後で購入しよう。ただ、この試す動きを待って、残りのポジションを建てることはないかもしれない。なぜなら、力強いブレークアウトは下落の動きにつながらないかもしれないからだ。
TRX/USD
トロンが時価総額で上位9位に入ったため、今回の分析対象にする。
TRX/USDペアは2月から4月末にかけ、0.02382〜0.05653663ドルの間で取引されている。ベイシングパターンを形成し、4月23日にこれを上抜けた。パターンターゲットは0.08925326ドルで、すでにこれをクロスしている。トレンドは強気のままだが、現在は1月中旬にレジスタンスになったレベルにいる。RSIは買われ過ぎを示しており、数日間はレンジ相場となり、これが良いストップロスポイントを提供するだろう。
EOS/USD
イオスの予想外の動きをした。ポジション構築の入りはほぼ完璧だったが、早く決済し過ぎた。利益の大部分はまだ残ったままの状態だ。将来的には、ポジションの最後の25%のストップロスを深いところでキープし、上昇の動きの最後の最後まで乗ることにしよう。
EOS/USDペアは大きく上昇しており、4月安値の5.961ドルから286%上昇。29日には23.0290ドルになった。このような大きな上昇のあとでは、幾らかの利益を確定するのが良いだろう。修正の動きのサポートレベルは16.5090ドルと14.4950ドルにあり、それぞれフィボナッチリトレースメントの 38.2%と50%に当たる。新たにロングポジションを構築する前に、この修正の動きが終わるのを待つとしよう。
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