ビットコインはレジスタンスにぶつかり、売りが発生。4万ドルを超えて上昇するという展開にはならなかった。
Cointelegraph MarketsとTradingViewのデータによると、BTC価格は3700ドル付近まで下落した。

バイデン次期政権による1.9兆ドル規模の経済対策案の発表は当初大きな興奮を巻き起こしたが、法案の実現可能性に疑問が浮上し始めると、噂で買ってニュースで売るという格言通りになった可能性がある。

ビットコインを巡っては、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がマネーロンダリング活動への懸念に言及したため、グローバルな規制強化の観測から相場に影響を与えた可能性があるだろう。
伝統的市場にもプレッシャー
仮想通貨市場の低迷の原因としては、世界的な伝統的市場での圧力もあるだろう。
S&P500やナスダックは売り圧力に直面し、そえぞれ0.72%と0.73%の下落で1日を終えた。ダウはなんとか弱気の動きに抵抗し、0.3%の上昇で終えた。
ほかの市場では金は1.07%下落、銀は3.17%下落となっており、石油や10年物米国債もそれぞれ2.93%下落、3.59%下落となった。
一部アルトコインは引き続き上昇

市場全体で売り圧力が高まっているにもかかわらず、いくつあのアルトコインは力を示した。チェインリンク(LINK)は急騰し、過去24時間で13.9%上昇した。コスモス(ATOM)は21.62%上昇した。
一方、イーサリアム(ETH)はビットコインと同じく売り圧力に直面している。ETHは4.8%の下落となっている。
仮想通貨全体の時価総額は現在1兆ドルであり、ビットコインのドミナンスは68%となっている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン