ビットコイン強気派で元ゴールドマンサックスパートナーのマイク・ノボグラッツ氏は6日、XRPをはじめアルトコインが6日に好調に推移したことに「驚いた」と発言した

ノボグラッツ氏は先日、XRPが今年、売り圧力から低迷すると予想。リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOが発言の根拠を求め、反論したことに弁明する形になった。

ノボグラッツ氏は「ギャラクシーデジタルはリップル・ラボの大株主だ。私はリップルがうまくいくことを望んでいる。」とこれまでの自身の発言を弁明する形になった。そして「ガーリングハウス氏はCEOとして素晴らしい仕事をしている」と発言した。

その中でこれまでのXRP批判について、「リップルがXRPトークンを大量に保有しているために、昨年はXRPがビットコインのパフォーマンスを下回るとコメントした。ビットコインに関しては単に過去15ヶ月間ロングしてきた」と指摘した。

ただ、リップル社が毎月行なっているエスクローウォレットからのXRPの放出については「より合理的な放出方法を考える必要がある。同時にリアルでスケールのできるユースケースを構築しなければいけない」と注文した。

ノボグラッツ氏は先月、「アルトコインをショート(空売り)したい」と語り、ビットコイン以外のアルトコインの見通しについて、「あまりポジティブでない」と発言。特にXRPについて「今年も供給量の関係から極めて悪いパフォーマンスになるだろう」としていた。


アルトコインは価値の保存にならない

前回の発言に関してはやや譲歩したノボグラッツ氏だが、連続ツイートの中で、アルトコインについてはビットコインのようにはならないと改めて強調した。

「XRPやETHをはじめ他の多くの仮想通貨は「証明」フェーズだ。これらがビットコインのように価値の保存として成功しないだろう。」

アルトコインは有用な製品になった場合にのみ価値が持続すると話し、イーサリアムについては「人々が信頼するレベルに到達するかもしれない」と指摘した。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン