仮想通貨マイニング企業ライオット・ブロックチェーンが、2018年の純損失として約5800万ドル(約64億6000万円)を計上した。また仮想通貨マイニングにより、年間で約770万ドル(約8億6000万円)の収益を上げたとした。同社が4月2日に発表した財務報告書で明らかになった。

報告書によると、純損失の内訳は、主に約4520万ドル(約50億円)に達する現金以外の総減損・減価償却費・償還費および株式報酬費用となっている。また同社は、仮想通貨ビットコイン(BTC)で1081コイン(ビットコインキャッシュ(BCH)からの両替を含む)、ライトコイン(LTC)で3023コインのマイニングにより、年間で約770万ドル(約8億6000万円)の収益を上げたという。

また同社は、複数の金融機関による協調融資の体裁で300万ドル(約3億3000万円)の短期融資を受けたとしている。

ライオット・ブロックチェーンは元々バイオテクノロジー企業だったが、2017年の強気相場でブロックチェーンという名称を企業名に追加。企業名変更直後、株式は8ドルから40ドルにまで一気に上昇した。そのため、2018年7月にSECから召喚状を受け取っていた

同社は SEC(米証券取引委員会)による調査に関して、SECに協力しているという。

また同社が、米国において、仮想通貨取引所「RiotX(ライオットX)」を2019年第2四半期(4-6月期)に立ち上げる計画を進行させていることがSECへの申請から明らかになった


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Biotech Company-Turned-Mining Firm Riot Blockchain Reports 2018 Net Loss of $58 Million