大手仮想通貨取引所バイナンスは、ウォレットへの特定のパラメータ変更で、意図せずして950万ステラ(XLM、約830万円)のステーキング報酬を受け取っていたことを明かした。7月18日にブログで述べた。同社によると、コールドおよびホットウォレットへのパラメータ変更は約1年前に実施していた。ステーキングとは、仮想通貨をウォレットに保存していると、保有量に応じて報酬をもえらる仕組み。

バイナンスは直ちにXLMステーキングサポートの追加と、獲得したXLM報酬をユーザーに分配することを発表した。

「7月20日より、バイナンスはステラ(XLM)のステーキングをサポートする。バイナンスは、40日間にわたり、あなたのバイナンス口座のXLM残高のスナップショットを毎日取得する。その後、9月1日に、そのスナップショットを基にユーザーのXML口座の平均を割り出し、あなたのXLMステーキングを配当する」

バイナンスは6月に、分散型トレーディングプラットフォームバイナンスDEXでトラストウォレットを公開。トラストウォレットは、ライニングネットワークなどのビットコインセカンドレイヤー決済プロトコルのサポートとステーキング機能のサポートも発表の予定と報じられていた。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版