仮想通貨取引所バイナンスは4日、ツイッターで2つの発表を行った。
「次はシンガポール」
まずは、バイナンスが世界中で開設している仮想通貨-法定通貨間の取引所。次はシンガポールで「4月にオンラインになる」と発表した。
"#Binance Singapore will come online in April. It will be our next Fiat to Crypto exchange servicing $SGD " - @cz_binance #deconomy2019 #Binance
— Binance (@binance) 2019年4月4日
バイナンスはこれまでに2カ所で法定通貨との交換が可能な仮想通貨取引所を開設した。
1つ目は、昨年10月よりアフリカのウガンダで開始しており、2つ目は今年1月、ジャージー島で仮想通貨と英ポンド・ユーロの取引が可能な取引所「バイナンス・ジャージー」を開設した。
また先月、ジャオ・チャンポン(通称CZ)CEOは、アルゼンチンでも立ち上げることを示唆した。
The Blockによると、バイナンスはシンガポールの他、マルタ、韓国、リヒテンシュタイン、ロシア、トルコ、バミューダでの取引所立ち上げを計画中もしくは検討中であるという。
分散型取引所のメインネット立ち上げ
一方、バイナンスは、現在テストネットで立ち上げ中の分散型取引所(DEX)のメインネット立ち上げも今月中に行うと発表した。
"@Binance_DEX anticipated mainnet launch will happen this month" - @cz_binance #deconomy2019 #Binance
— Binance (@binance) 2019年4月4日
バイナンスのDEXは、独自のブロックチェーンである「バイナンス・チェーン」上に作られ、バイナンスコイン(BNB)を使用。遅延(レイテンシー)時間が少なく、スループット(一定時間あたり処理できる取引数)が高い他、分散型のカストディで資金を管理できるのが特徴だという。
バイナンスのDEXは、分散型取引所として「初めて成功」するかどうかが注目されている。