仮想通貨取引所バイナンスのシンガポール部門であるバイナンス・アジア・サービスは、現地の未公開証券取引所であるHg Exchange(HGX)の株式を取得した。

12月7日の発表によれば、バイナンス・アジア・サービスは、シンガポール金融管理局によって認可されている取引所HGXの株式18%を取得した。

バイナンス・シンガポールのリチャード・テンCEOは、今回の新しい投資により、バイナンスとHGXがシンポ―ルで「ブロックチェーン技術によってサポートされる」商品・サービスの規模を拡大するのに役立つと述べている。

「仮想通貨と伝統的な金融商品は接近し続けている。HGXと協力して、シンガポールのブロックチェーンエコシステムを強化することを目指していく」と、テン氏は述べている。

HGXは、資産管理会社フィリップ・キャピタルや金融サービスグループのプライム・パートナーズ、投資プラットフォームファンダネルなどによって設立された、コミュニティ主導の未公開証券取引所だ。HGXは、Zilliqaのブロックチェーンを使用している。

新しい投資は、バイナンスがシンガポールでいくつかの規制問題を経験した直後に行われた。9月にバイナンスは、コンプライアンス問題を理由としてシンガポールのユーザーのプラットフォームでの利用を制限した。同社は9月にシンガポールドルでの商品提供を取りやめるとも発表している