2019年4月にビットコインSV(BSV)を上場廃止してから約1年、大手仮想通貨(暗号資産)取引所バイナンス(Binance)が運営するマイニングプールが、最も多くのBSVのブロックを生成している。
仮想通貨データサイトのコインダンス(Coin Dance)によると、バイナンスプールが6月16日時点のビットコインSVのブロックの最大のマイナーとなっている。バイナンスプールはマイニングされたBSVブロック生成の26.39%を占めている。2番手は、フォビのマイニングプールで13.19%となっている。
出典: Coin Dance
バイナンスは2019年4月にBSVのすべてのペアを上場廃止し、取引を停止した。バイナンスは、BSVが基準を満たしていないため、BSVの廃止は「すべてのユーザーを守るため」と説明した。
しかし、上場廃止はバイナンスのジャオ・チャンポンCEOが、BSVを率いるクレイグ・ライト氏との対立が理由ともみられている。ツイッター上でライト氏と対立したジャオCEOは「クレイグ・ライトはサトシではない。このクソを廃止にする」とツイート。その数日後、バイナンスはBSVの上場廃止を発表した。
BSVを再び上場させるか?
ツイッター上の仮想通貨コミュニティの中からは、バイナンスがBSVをマイニングしているのは、バイナンスがBSVを再び上場させるための前兆ではないかとの憶測も出ている。
別のツイッターユーザーは、ジャオCEOに直接質問したと述べている。それによるとCZは、ほかの人々がバイナンスプールを使ったBSVをマイニングしているだけだと説明したという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン