世界最大の仮想通貨取引所の1つであるバイナンスは、スポーツに焦点を当てたトークンプラットフォームであるチリーズ(Chiliz)によるファントークンの取扱いを拡大させている。
12月23日の発表によると、バイナンスのローンチプール(ユーザーが最大30日間トークンをステーキングして報酬を獲得できるプラットフォーム)に、3つのスポーツトークンが間もなく追加される。eスポーツチーム「OG」、サッカークラブのアトレティコ・マドリード、同じくサッカークラブのASローマだ。
新しい取り組みの一環として、バイナンスユーザーは12月24日から1月23日まで、この3チームのファントークンに対して、バイナンスコイン(BNB)やバイナンスドル(BUSD)をステーキングすることができる。
12月30日からバイナンスでは、OGトークン、アトレティコのATMトークン、ASローマのASRトークンを上場させ、ビットコイン(BTC)やテザー(USDT)といった主要通貨と取引できるようになる。
バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、従来のスポーツやeスポーツといった業界は、仮想通貨業界よりも積極的に新しい方法を模索していると指摘する。
「ファントークンはユーザーから好評を博しており、チリーズと緊密に連携して、引き続きファントークンへのアクセスを提供できることを嬉しく思う」と、CZは述べている。
バイナンスとチリーズは12月14日に戦略的パートナーシップを発表。既にパリサンジェルマンやユベントスのファントークンが、バイナンスで取り扱いを始めている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン