大手仮想通貨取引所バイナンスは、カイバーネットワークプロトコルを統合したことで、トラストウォレットに複数の分散型取引(DEX)サポートを追加した。同社が7月24日にコインテレグラフにプレスリリースを共有した。カイバーネットワークプロトコルとは、イーサリアムをベースとした分散型取引所のためのプロトコルだ。

バイナンスは、「トークンのクロス取引ソリューション向けのプラットフォームとなる。ユーザーはさらに幅広いDEXエコシステムにアクセスが可能となり、マルチDEXと注文ブック不要のインターフェイスを使用した仮想通貨交換が可能になった」と説明している。

バイナンスは昨年夏、ETHとETHベーストークンのネイティブサポートを提供するオープンソースの分散型ウォレットのトラストウォレットの買収した。

今年6月には、分散型トレーディングプラットフォームバイナンスDEXでトラストウォレットを公開。また、ライニングネットワークなどのビットコインセカンドレイヤー決済プロトコルのサポートを開始する予定で、2019年第2四半期末までにはステーキング(仮想通貨の保有量によって重みづけられた投票)機能のサポートも予定している

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版