中央集権型仮想通貨取引所のバイナンスは、バイナンスブリッジ2.0(Binance Bridge 2.0)を発表した。ユーザーはバイナンスアプリに掲載されていないトークンを含む任意のブロックチェーンからBNBチェーンに資産をブリッジすることができるようになる。バイナンスに上場されているブリッジされたトークンは、Funding WalletまたはSpot Walletに保管され、上場されていないブリッジされたトークンはFunding Walletにのみ転送される。

ユーザーは、通常の入出金機能により、自分のネイティブブロックチェーンとBNBチェーン間でトークンのブリッジインやブリッジアウトを行うことができる。また、将来的には、バイナンスは、ユーザーがワンクリックで変換できるように、モバイルアプリをアップデートする計画だ。この開発について、バイナンスの製品責任者であるマユール・カマトは次のように述べた。

「バイナンスブリッジ2.0により、中央集権型取引所が提供するシームレスなユーザー体験を提供しながら、分散型金融を世界中のより多くの人が利用できるようにすることができる。我々はすでにPancakeSwap Mini-app の驚異的な採用を通じてこれを目の当たりにしている」

バイナンスブリッジ2.0では、トークン自動循環制御システムを実装した。取引所は、ホットウォレットのバッファサイズを除いて、ラップド資産としても知られるペッグトークンの余剰分を維持することはない。その代わり、ユーザーがBNBスマートチェーンにペッグトークンを引き出す際に、追加でトークンを発行する。

それ以外の流通分は、ユーザーが元のブロックチェーンから預けたネイティブトークンに裏付けされるという。ユーザーがペッグトークンからオリジナルトークンに戻したいときは、ペッグトークンをバイナンスに預け、オリジナルトークンを出金する。同時に、過剰なトークンはコールドウォレットに掃き出され、自動的にバーンされる。