バイナンス創業者で元CEOのチャンポン・ジャオ(以下CZ氏)の刑事判決が4月30日に延期された。もともと2024年2月23日に判決が言い渡される予定だった。
2月12日のシアトル連邦裁判所に提出された通知によると、CZ氏に対する判決公判の延期が明らかになった。資金洗浄の罪での判決が下される公聴会は最大18カ月の懲役刑の判決を下す可能性がある。
現在CZ氏は1億7500万ドル(約260億円)の保釈金で自由の身となり、アメリカ合衆国内に居住している。12月29日には、バイナンスの元幹部がドバイへの出国を求めた後アメリカ連歩裁判所はCZしへのアメリカ出国を禁止した。
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昨年11月21日の裁判で、CZ氏はバイナンスで効果的な反資金洗浄プログラムを維持することに失敗したと罪を認めていた。違法行為に従事する個人がバイナンスを通じて不法に得た資金を移動させることを許可したわけだ。CZは最終的にアメリカ政府と43億ドル(約6400億円)を支払うという和解に達していた。
それに加え、仮想通貨取引所バイナンスCEOを退任している。