サークルとバイナンスが、金融サービスエコシステムのサポートとグローバルなデジタル資産の開発を推進するための戦略的パートナーシップを締結した。アブダビ・ファイナンス・ウィークでこの提携が発表された

バイナンスとUSDCのシナジー

バイナンスは、サークルのUSDコイン(USDC)の取引所で幅広く利用できるようにする予定だ。「ユーザーは我々のプラットフォーム上で、より多くのUSDC取引ペアやUSDCを用いた特別プロモーション、その他の製品を利用する機会を得るだろう」とバイナンスの広報担当者はコインテレグラフに語った。

「バイナンスは、ステーブルコインが広範な金融エコシステムにおいて重要なユースケースを持っていると考えている。例えば、開発途上国でインフレをヘッジするための米ドル連動ステーブルコインの利用や、低コストで効率的な送金ツール、他の仮想通貨を売買する手段としてだ」とバイナンスの広報担当者は述べている。

バイナンスの発表によれば、バイナンスはUSDCを企業財務に組み込む予定だ。サークルはバイナンスに技術と流動性を提供し、グローバル金融と商取引の関係構築を支援する。

サークルの会長兼CEOであるジェレミー・アレール氏は同じ声明で、「ステーブルコインの採用と実用性が、バイナンスの未来の金融システムの中心だ」と語った。

アブダビでの活発な動き

サークルはアブダビ・ファイナンス・ウィークで、アブダビ・グローバル・マーケットに法人を設立し、さらにもう1つのパートナーシップを締結したと発表した。サークルはルル・ファイナンシャル・ホールディングスおよびその関連会社と提携し、USDCを使用した送金と国際送金を促進する。

ルル・ファイナンシャルは中東の大手金融機関であり、湾岸諸国やインド、アジア太平洋地域で事業を展開し、年間100億ドル以上の取引を管理している。

サークルは2025年初頭に本社をニューヨークに移転し、米証券取引委員会(SEC)から許可が得られ次第、新規株式公開(IPO)を行う計画だ。サークルは2024年1月にSECにIPOの申請を行った。

バイナンスのリチャード・テンCEOは、12月9日にアブダビでバイナンスの本社設立について質問された。ロイターによると、テン氏は「我々はまだこれ(本社の設立)に賢明に取り組んでいる。非常に複雑な問題であり、さまざまな要素が絡み合っている」と答えた。

仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) がDOGE100枚&BGB100枚プレゼントキャンペーンを開催!最大で6000円相当のDOGEと24400円相当のBGBを獲得可能【12月最新】