バイナンスの共同創設者兼CEOのジャオ・チャンポン(CZ)氏は、最近の市場の不確実性にもかかわらず、自社の財務状況と従業員の定着率は堅調であると主張し、最近の経営不安に関する噂を一蹴した。
CZ氏は9月7日にX(旧Twitter)の投稿で、ネガティブなニュースや噂、預金の引き出し、訴訟、法定通貨チャネルの閉鎖、製品の終了、および従業員の離職がFUD(恐れ、不確実性、疑念)の環境を作り出していると非難した。
Saw some debates in the community. When you do the right thing, and there is FUD, you don't have to do anything. The community defends you.
— CZ Binance (@cz_binance) September 7, 2023
Let me summarize. There have been a lot of negative news/rumors, bank runs, lawsuits, closing of fiat channels, product wind downs,…
その後、彼はバイナンスの現在の財務状況について明確にした。
「私たちが持っていないものは何だろうか?流動性の問題はない」とCZ氏は強調。「すべての出金(および入金)は適切に処理されている。すべての顧客資金は#SAFUであり、100%確保されている」。
ただし業界ウォッチャーは少なくとも7月から9月までの間に10人以上のバイナンスの幹部が退任したことに注目している。その中には、元最高戦略責任者のパトリック・ヒルマン氏、元プロダクトリードのマユール・カマト氏、元アジア太平洋地域責任者のレオン・フーン氏、元シニアバイスプレジデント(コンプライアンス)のスティーブン・クリスティ氏が含まれる。
CZ氏は7月に、従業員の離職は仮想通貨のような急速に変化する環境において、すべての企業で発生することだと説明した。
最近の投稿で、CZ氏はバイナンスは「おそらく我々の規模と社歴のテクノロジースタートアップ企業としては、世界で最も創業チームの離職率が低いスタートアップである」とも述べた。
一方で、CZ氏は、最近仮想通貨業界でいくつかの勝利を挙げた。具体的には、新しい法定通貨チャネルや製品のローンチ、新規採用、新市場の開拓、さらには米証券取引委員会に対するリップルとグレースケールの勝利などがある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン