ホテル予約サービスのトラヴァラ(Travala.com)と、フライト予約サイトのトラベルバイビット(TravelbyBit)は、プラットフォームを統合することを発表した。どちらも支払い手段として仮想通貨(暗号資産)を受け入れていることで知られる。
5月20日の発表によると、トラヴァラとトラベルバイビットは合併し、200万を超えるホテルと600の航空会社から予約できるプラットフォームになる。
バイナンスが支援
トラヴァラとトラベルバイビットの両社は、大手仮想通貨取引所バイナンスが支援している。バイナンスのジャオ・チャンポンCEOは、今回の両社の統合について、「旅行を通じてより広範囲な仮想通貨のユーティリティをもたらすことを楽しみにしている」とコメントしている。
トラヴァラは現在、ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)、ライトコイン(LTC)、バイナンスコイン(BNB)など25種類の仮想通貨での支払いをサポートしている。
さらに独自のAVAトークンもあり、ユーザーは割引などの特典を得ることができるが、このAVAトークンはトラベルバイビットでも同様に利用できるようになるという。
両社の代表は「プラットフォームの統合は、COVID-19(新型コロナウィルス)のパンデミックによる旅行制限が導入される前の旅行予約の成長に基づけば、次の12ヶ月で売上高が1000万ドルを超えると予測している」と、コインテレグラフに語った。
新しい統合されたプラットフォームは、より多くの支払オプションやトークンによる報酬といった特徴を有し、競合よりも優れていると主張している。仮想通貨ファンのニッチな需要にフォーカスしていくという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン