資産家でヘッジファンド運用者のポール・チューダー・ジョーンズ氏は、インフレリスクへのヘッジ手段としてビットコインを買い始めている。5月7日付のブルームバーグが報じた

新型コロナウイルスによる経済悪化への懸念が高まる中、ビリオネアのヘッジファンドマネジャーとして知られるジョーンズ氏は、ビットコインをポートフォリオの一部に入れていることを明かした。

「もし未来を予測しろと強制されるならば、私はビットコインに賭けるだろう」

ジョーンズ氏がビットコインを買う主な理由は、中央銀行による大規模な量的緩和策によって誘発されると考えられるインフレから自らの投資を守るためだ。同氏は、ビットコインは1970年代の経済問題発生時に役割を果たした金(ゴールド)を想起させると述べた。

現在、ヘッジファンドのチューダーBVIでは、「低い水準の一桁パーセント」の資産をビットコイン先物で持っているそうだ。

4日に後に推定されているビットコインの半減期を受けて、ビットコインのインフレ耐性はますます強くなる。ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは、「インフレによる破壊を避けるために彼らはそのハードバージョンを探すだろう」とし、ビットコインの価格予想について「私の2020年末の価格ターゲットは2万ドルのままだ」と述べた

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン