高級車販売店ポスト・オーク・モーター・カーズはこのほど、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)を支払い手段として受け入れると発表した。同販売店は米国初のロールスロイス、ベントレー、ブガッティのディーラー。

 米国のビジネスマン、ティルマン・フェルティッタ氏が所有するこの自動車小売業者は、顧客が仮想通貨で車を購入できるように、仮想通貨支払いサービスプロバイダビットペイを統合している。テキサスに本社を置く同社は、米国中の顧客からの仮想通貨での購入を受け入れるという。

 フェルティッタ氏は、顧客に「最高の買い物体験」を提供し、「世界中の誰でも」の車を「より迅速かつ簡単に」購入できるように、新しい支払いオプションを提供することを決定したと述べた。

 同氏は昨年末、ほとんどの人が「ビットコインを購入することは決してないだろう」「それは連邦預金保険公社(FDIC )による保険がついていないからだ」と話していた。今年の初め、アメリカの大手自動車メーカーのフォードは、交通の流れを促進するため、仮想通貨の交換を含む車間通信システムに関する特許を出願した。

 2018年3月初旬、メルセデスベンツとスマートブランドで知られているドイツの自動車メーカー大手Daimler AGは、低速での走行など環境に配慮した運転をする運転手に報酬を与えるため、独自のデジタル通貨MobiCoinを導入した。