米NBAのサクラメント・キングス、イーサリアムのマイニングで奨学金事業

 米NBAのバスケットボールチーム、サクラメント・キングスは仮想通貨のマイニングハードウェア会社と提携し、屋内競技場にマイニング装置を設置する。マイニングで得た資金は奨学事業に充てられる。地元ニュースメディアのサクラメント・ビーが28日に伝えた。

 キングスはマイニングストア社と提携し、サクラメントの「ゴールデン1センター」にイーサリアム(ETH)のマイニング装置を設置する。マイニングで得た収益はすべて、複数年の奨学事業「マイニング・フォー・グッド」に充てられる。サクラメント・ビーによると、この事業はサクラメントにおけるテクノロジー教育および人材育成のための奨学事業で、最初の受給対象はサクラメントの黒人コミュニティ「ビルド・ブラック連合」になるという。

 キングスのオーナー、ヴィヴェック・ラナディブ氏は、マイニング奨学事業の目的は「地元のコミュニティや世界中で考え行動し、変化を生み出す次世代の若者たちを支援する」ことだと述べ、今回のマイニング計画を「革新的だ」と話した。

「世界がテクノロジーの力で、複雑な問題に対する革新的なソリューションを見つけられたときにチャンスは始まる」

 慈善活動のためにイーサリアムのマイニングを行う試みは世界中各地ですでに始まっている。ユニセフ・オーストラリアは2月、PCゲーマーに対し、コンピューターを使用していない時間帯にETHをマイニングし、収益をシリアの子供たちに寄付する活動を呼びかけた。イーサリアムの共同創業者のヴィタリック・ブテリン氏は、老化防止研究支援のため240万ドル相当のイーサリアムを寄付している

 サクラメント・ビーによると、キングスはビットペイと提携し、14年からチームショップでビットコインを導入している。