イーサリアム創設者ブテリン氏 約2.6億円分のイーサを老化防止研究に寄付

 加齢に起因する病気を治療するための研究を慈善募金により行っているSENS研究財団(米カリフォルニア州マウンテンビュー)が、イーサリアムの共同創業者であるヴィタリック・ブテリン氏から240万ドル(約2.6億円)相当のイーサ(ETH)の寄付を受けた。1日、同財団の公式サイトがプレスリリースで伝えた。

 同財団は2009年に、人の寿命を延ばす若返り治療を研究している老年学者オーブリー・デ・グレイ氏によって、共同で設立された。財団名にあるSENSは「老化防止のための工学的戦略」の略で、究極的には老化を止めることを目的にしている。テクノロジー業界には賛同者も多く、ペイパル創業者のピーター・ティエル氏も以前寄付を行ったことがある。

 プレスリリースによると、ブテリン氏は10代で『エンディング・エイジング』(訳注:日本語版タイトルは『老化を止める7つの科学 ― エンド・エイジング宣言』)を読んで以来、オーブリー氏のファン。「SENSの取り組みを個人的に支援する機会に恵まれたことは幸せだ。人類が直面する最大の問題のひとつである、加齢による病気に対して解決策を創り出すことに彼らが焦点を当てていることは、世界中の何百万人もの人々の生活にポジティブな影響を与えようとする私の目標と非常に良く一致する」と語っている。

 SENS研究財団は既に、ビットコイン専門の匿名慈善基金であるパイナップル基金から2回、計200万ドル相当にのぼる巨額の寄付をビットコインで受けている。1回目の100万ドルは17年12月、もう100万ドルは今年2月2日で、仮想通貨界から注目される慈善事業のようだ。

 人類の経済観念を変えるかもしれないイーサリアムを19才で考案したヴィタリック氏。加齢や死を克服することにも関心を持っているのかもしれない。