タイ中央銀行によるデジタル通貨プロジェクト、R3など開発の仮想通貨決済システムを採用

米フィンテック企業R3とグローバルIT企業Wiproは7日、タイにおける銀行間決済でデジタル通貨の使用を可能にするブロックチェーン・ソリューションを開発したと発表した。タイの中央銀行であるタイ銀行が検討する中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)に使われることになるという。

このプロジェクトは「インタノン(Inthanon)」と呼ばれ、去年8月に立ち上げられたばかり。R3の分散型技術コルダを基盤にしている。タイの8つの商業銀行がCBDCを使って大口の決済を銀行間で行えるようになるそうだ。

昨年6月、タイ銀行は、一般ユーザーではなく、一部の金融機関にCBDCの利用を制限する計画を検討していると報じられた

また昨年11月にタイ銀行の総裁は、各国が現金の使用からデジタル通貨の使用に切り替えるまでに、3~5年かかるだろうと予想。金融機関の間で使用するデジタル通貨についてはテスト中だとしており、今年第1四半期には実際に使われることになると話していた。

R3のコルダは、300社以上のエコシステムの基盤となっている。すでに90種類のアプリが誕生。その中の1つがクロスボーダー送金向けのアプリである「コルダ・セトラー」だ。昨年、仮想通貨XRPをサポートすると発表したことから、注目を浴びた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版