バーレーンに拠点を置くバンクABCは、JPモルガンのオニキス(Onyx)のコインシステムを用いて、ブロックチェーンに基づく国際送金を限定的に開始する。この新サービスは、従来のソリューションに比べてコスト効率が良く、決済時間も短縮されるという。
バンクABCは、初期段階ではバーレーン、米国、イギリス、シンガポール、香港に関わる取引で米ドルを使用する。パートナーと共に、他の地域やユーロでの取引も計画している。また、プログラマブルな支払も検討中だ。このサービスは、2年間の実験の後に導入された。
オニキスのコインシステムズのグローバルヘッドであるナヴィーン・マレラ氏は、「これにより、バーレーンと米国の間の国際商取引が即座に、アトミックに、確実に実行される」と述べた。
新サービスは、バーレーン中央銀行(CBB)との密接な協力の下で開発された。CBBは2022年1月に、バンクABCを通じてアルミニウム・バーレーンと米国の取引先間での決済にJPMコインを使用した試験を監督した。
発表によれば、バンクABCは、中東で初めてJPモルガンのブロックチェーンサービスと提携した。
今年初めには、オニキスは6つのインドの銀行と連携し、米ドル決済のパイロットプロジェクトを提供した。また、ドイツのシーメンスともユーロ決済のパートナーシップを結んだ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン