ARKインベストメント・マネジメントとスイスの仮想通貨カストディアンである21シェアーズが提案したARK 21シェアーズ・ビットコインETFが、米証券取引委員会に取引所への上場のための登録通知を提出した

同社は1月4日に、フォーム8-Aを使用して、Cboe BZX取引所に上場する証券として株式を登録した。同日、ヴァンエック・ビットコイン・トラストとグレイスケール・ビットコイン・トラストも、それぞれCboe BZX取引所とニューヨーク証券取引所アーカに上場される証券として、フォーム8-Aで株式を登録した。前日、Cboe BZX取引所はフィデリティのスポット・ビットコイン(BTC)ETFの上場登録を受理した

SECは1月10日までに、ARKインベストと21シェアーズによるビットコインETFを承認するか拒否するかを決定する。規制機関はこれまでに米国の現物型ビットコインETFを承認したことはなく、多くの申請が現在保留中である。2023年1月26日、SECはCboe BZXでのARK 21シェアーズ・ビットコインETFの上場提案を拒否しており、申請には「詐欺的で操縦的な行為を防止するための十分な措置が不足している」と述べた。

しかし、2023年8月、米国の裁判所は、グレイスケール・インベストメントの現物型ビットコインETFの申請の再審査を認め、グレイスケールの上場申請を拒否するSECの命令を取り消すよう求めた。この命令は、既存のすべての現物型ビットコインETFの申請に対する規制の再評価を促した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン