6月6日に開幕するアップル(Apple)の年次開発者会議(WWDC)でiOS15、iPadOS15、macOS、watchOS8のアップデートが予想されている。

これと並行して、MacRumoursなどのメディアでは、WWDCのイベントウェブサイトで拡張現実を使った、3つのトレーディングカードのキャラクターが紹介されている。ARに対応したデバイスでカードのパックをタップすると、カラフルなミー文字(Memoji)のキャラクターが現れる。

Source: MacRumours

ミー文字のキャラクターは、ミームやマスコット・ブランド・マーケティングにおける文化的な親和性からここ数年、Appleの消費者ブランド戦略において人気を集めている。

WWDCでは、これらのカードは、本質的な価値や取引可能な価値を持たず、収集目的のためだけに使用されるWeb2要素として位置づけられると予想される。

しかし、RTFKT StudiosのCloneXのアバターやGary VaynerchukのVeeFriends Series 2のアニメーションカードと視覚的に似ていることから、この機能は、NFTコミュニティ内でAppleがNFTに利用するのではないかと言う憶測を呼び起こしている。

Appleの2022年第1四半期決算説明会で、ティム・クックCEOは、拡張現実とメタバース技術の社会的導入に対する楽観的な見方を示し、この新興分野に「相応の投資」を行う意向を明らかにした。

仮想と拡張の両方の機能を提供するAppleの複合現実型ヘッドセットは、WWDCカンファレンスで発表されると噂されていたが、開発中の技術的な理由から見送られるとされる。