2020年3月にオーストラリア証券取引所(ASX)から上場廃止となったアニモカ・ブランズが、再上場を検討していると報じられている。
ザ・インフォメーションの6月26日の報道によると、共同創設者のヤット・シウ氏は仮想通貨に友好的な国として知られる香港や中東での上場を検討しているという。ただしアニモカは投資銀行と話し合いを進めているものの、場所を選定したりアドバイザーを雇ったりはしていないと報じた。同社は香港に本社を置き、他のいくつかの国にもオフィスや子会社を持つ。
2020年3月、ASXはアニモカを上場廃止にした。これは、同社の仮想通貨やブロックチェーン関連事業への投資が、当時の取引所の財務および資産規制と一致しないと見なされたためだ。
アニモカの資金調達
アニモカは他の資金源からも資金調達を模索している。今月初め、同社は1708年製のストラディバリウスをトークン化し、ギャラクシー・デジタルとの数百万ドルのローンの担保として使用した。ギャラクシー・デジタルはバイオリンをNFT(非代替性トークン)に変え、アニモカがローンを返済するまでNFTと物理的なバイオリンの両方を保有する。このバイオリンはかつてロシアの女帝エカテリーナ大帝が所有していたという名器だ。最終的な資金調達額は未公開。
アニモカ・ブランズの評価額は2022年1月には仮想通貨とゲーム市場の急成長を背景に60億ドル近くに達した。同社は複数のWeb3企業に投資しており、過去数年間でゲーム関連企業からデジタルマーケティングエージェンシーまで幅広い企業を買収している。しかし、2023年にはFTXの崩壊や複数の仮想通貨レンディングの破産などの業界全体の問題により、評価額は20億ドルを下回ったと報じられている。
この低迷により、アニモカはメタバースファンドの資金調達目標を20億ドルから8億ドルに引き下げた。
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