17日の仮想通貨相場は、アルトコインの上昇が目立つ展開となった。イーサリアムクラシック(ETC)は過去24時間で30%近く急騰。モナコイン(MONA)も30%超の上昇となっており、チェインリンク(LINK)も20%近く上昇した。

(出典:Coin360 1月17日18:35時点)

ETCは一時10ドルを突破し、1年3ヶ月ぶりの高値を付けた。足元では9.7ドル台で取引されている。ETCは今週ポジティブなニュースが相次いでおり、これをマーケットが好感したものとみられる。

仮想通貨取引所バイナンスは15日に、ETCの先物取引を始めると発表。13日にはハードフォークの「アガルタ」が無事完了している。また直近では、コインベースなどが参加する仮想通貨の有価証券性をレイティングする組織が16日、評価対象にETCを加えている

LINKについても、バイナンスが17日から先物取引を始めることを発表しており、マーケットから評価されたものとみられる。

ビットコインのドミナンスは低下

ビットコインも24時間比で3.5%近く上昇している。ただ心理的な節目となる9,000ドルは突破できずにいる状態だ。

ほかの主要アルトコインの堅調さを受け、ビットコインの仮想通貨相場でのドミナンス(市場占有率)は低下している。1週間前には68.5%だったドミナンスは、足元では65.9%になっている。

出典:Coinstats

今年初めに仮想通貨アナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は、一年の第一四半期がアルトコインを取引するのに最適な時期になることがあると指摘している。新しいアルトコインの季節が到来しているのかもしれない。

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