仮想通貨交換業者のZaifとフィスコ仮想通貨取引所は12日、システム統合が完了したと発表した。フィスコ仮想通貨取引所のユーザーはZaifのサービスを利用することになる。

両社は今年1月に具体的な統合スケジュールを発表し、統合作業を進めていた。

フィスコ仮想通貨取引所のユーザーは今後Zaifで取引などを行うことになる。

フィスコ側の発表によれば、フィスコ仮想通貨取引所では取引などはできませんが、資産や取引履歴などの確認のため、ログインは可能という。また一部統合されていないものについては、順次統合を進めていくとしている。

「今回の統合により、「フィスコ仮想通貨取引所」にお客様の資産が残っている方は、お客様の基本情報不一致などにより、今回統合できませんでした。こちらに該当される方については、基本情報の一致が確認できましたら、順次統合を進めてまいります」

2018年9月にZaifで発生した仮想通貨流出事件を受け、運営元だったテックビューロからフィスコ仮想通貨取引所へとZaif事業を譲渡していた。

フィスコ仮想通貨取引所は昨年8月、同取引所とZaifとサービス統合を行うことを発表していた。

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