700万人のチャンネル登録者を持つYoutuberであるダン・マーカム氏は、彼が所有するテスラ社製のロードスターを1つの非代替性トークン(NFT)と交換した。

マーカム氏は自身のチャンネル「WHAT'S INSIDE? FAMILY」の動画で、約25万ドルの価値のある青いテスラ・ロードスターと、ヤマアラシのキャラクターが描かれたNFTとを交換した。このNFTは、「VeeFriends」というプロジェクトの作成者であり、「The Adventures of Starman」というグラフィックノベルのアーティストであるエリ・バートン氏が所有していたものだ。

「これは1年後、2年後、もしくは3年後に振り返ったら、驚うほどバカな決断になるかもしれないが、逆に素晴らしい決断になる可能性もある」とマーカム氏は語っている。「私はNFTを信じている」とマーカス氏は付け加えている。

NFTの所有者だったバートン氏の方は、マーカム氏からの交換の申し出がある前には、このデジタルアートを10万ドル以上で売却することを計画していたという。バートン氏によれば、現在入手可能なトークンは1万個あり、開始価格は6万ドルからとなっているという。

2人のコレクターがブロックチェーンでNFTを交換したが、取引は主に現実の世界で行われた。マーカム氏はバートン氏にテスラの鍵を物理的に手渡している。

このヤマアラシのNFTは現在オープンシーに上場しているが、16.339WETH(約5万6645ドル)の入札がある。だがマーカム氏は、VeeFriendsトークンの所有者専用の会議に参加するため、NFTを保有し続けるつもりだという。