動画共有大手YouTubeが、米国在住クリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受取を可能にすると報じられた。
フォーチュンの報道によれば、ペイパルの仮想通貨部門トップであるメイ・ザバネー氏が、同機能はすでに稼働しているが、現時点では米国ユーザーのみ利用できると述べた。ペイパルは今年初め、受取側がPYUSDでの支払いを受けられる機能を統合しており、最終的にYouTubeがクリエイターにその選択肢を提供する判断を下したという。
ザバネー氏は「われわれが構築した仕組みの利点は、YouTubeが仮想通貨に直接触れる必要がなく、複雑さを取り除く支援ができる」と述べた。
ペイパルは長年にわたりYouTubeとの関係を築いており、ユーザーがペイパル経由で支払いを行えるほか、クリエイターへのAdSense支払いにも同サービスが利用されてきた。
YouTubeはこれまで仮想通貨関連コンテンツをシャドーバンしてきた歴史があるが、デジタル資産が一般化する中で、仮想通貨への姿勢が軟化しつつある可能性がある。
YouTubeという巨大プラットフォームにおける今回の導入は、ステーブルコイン普及にとって大きな追い風となる可能性もある。
ステーブルコイン市場はこの1年間で急拡大しており、企業、金融機関、政府までもが、これらの資産を伝統金融に統合し始めている。
PYUSDは2023年半ばにローンチされたステーブルコインで、コインゲッコーによれば、現在の時価総額は39億ドルに達している。今年1月時点の約5億ドルから急増しており、特に9月以降の伸びが顕著だ。
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