米イエール大学が、4億ドル(約454億円)もの資金を集めた仮想通貨特化の投資ファンドに出資したという。ブルームバーグが5日に報じた。

ブルームバーグによれば、ファンドは「パラダイム」と呼ばれ、コインベースの共同創業者であるフレッド・エアサム氏、セコイア・キャピタルの元パートナーのマット・ファン氏、仮想通貨ファンドのパンテラ・キャピタルに在籍していたチャールズ・ノイエス氏が設立した。パラダイムは、アーリーステージの仮想通貨プロジェクトやブロックチェーン、デジタル通貨などに投資していくという。

当時のウォールストリートジャーナルの報道によれば、ファン氏は今年6月にエアサム氏とファンドを設立するためにセコイアを退職したと言われていた。

イエール大学の匿名の関係者はブルームバーグに対して、パラダイムへが資金調達する際に出資に参加したと語った。またブルームバーグの別な報道によれば、2019年度、イエール大学はその資産の60%を「ベンチャーキャピタルやヘッジファンド、レバレッジド・バイアウトファンド」といったオルタナティブ投資に投じていくという。