XRP(XRP)は9月前半に18%上昇し、2.70ドルから3.18ドルへと上昇した。しかし、3.20ドルの突破には失敗し、4時間足でのフェアバリューギャップで拒否され、再び3ドル水準を試す展開となった。

3.30ドルが直近の抵抗線

水曜日の米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ発表後も、XRPは3.18ドルを超える高値を更新できず、短期的には弱含みの展開を見せている。さらに50日間単純移動平均線(SMA)を維持できず、短期的なモメンタムにさらなる売り圧力を加えている。

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XRP 6時間足チャート Source: Cointelegraph/TradingView

先物トレーダーのDOM氏は今週初め、3.12ドルを維持できなかったことを強調し、ここを3.30ドルへの上昇に向けた重要な水準だと指摘する。同氏は「強気派は3.12ドルの水準を保てなかった。ここは3.30ドルを押し上げる上で課題となる。依然として焦点はその水準をサポートに転換できるかどうかにあり、オーダーブックには3.30ドル付近まで顕著な抵抗は存在しない」と述べた。

このため3.30ドルが直近の抵抗線となり、強気派はまず3.18ドルを取り戻す必要がある。

強気シナリオが続く理由

短期的な後退にもかかわらず、市場全体のシグナルはXRPの強気トレンド継続を示している。オンチェーンデータによると、8月22日以降、ネットホルダーのポジション変化は強くプラスに転じている。

この動きは、7月から8月初旬にかけて利益確定による売りが続いた局面を経て起きたものだ。特に2.70〜3ドルの価格帯で顕著な蓄積が見られ、投資家が市場から退出するのではなく、上昇を見越してポジションを構築していることを示している。

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XRP保有者のネットポジションの変化 Source: Glassnode

また、実現損益比率も移行期を示唆している。7月には今回のサイクルで最も大きな利益確定が発生し、その後に下落を招いた。しかし最近になって比率は急上昇し、2024年11月以来で最も強い伸びを示した。

これは過去の売り圧力が吸収され、新たな投資家層が市場に参入している可能性を示す。ネットホルダーの蓄積と合わせて、長期的に建設的な環境を裏付けている。

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XRP 実現損益比率 Source: Glassnode

市場フラクタルが示す60〜85%の上昇余地

さらに、XRPの市場フラクタルは強気材料の一つとなっている。第1四半期の市場構造は現在の第3四半期の展開と類似しており、2.70ドルの安値がフィボナッチ・ゴールデンポケット(0.5〜0.618)と一致している。

このフラクタルはXRPが想定通りのサイクルパターンに沿って動いていることを示唆し、第4四半期に60〜85%の上昇を見込めることを意味する。これに基づけば、XRPは現在の3ドル水準から5.00〜5.50ドルに到達する可能性がある。

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XRP 日足チャート Source: Cointelegraph/TradingView

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