仮想通貨XRPが前日比で10%以上高騰し、6月初旬以降で初めて0.2ドルを突破した。

(出典:Coin360 日本時間7月9日午前7時30分)

XRPは、6月28日には最近の最安値となる0.17ドルまで下落していた。0.2ドル回復は6月11日ぶりだ。

主要仮想通貨の中ではビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の2強が続いているが、かつて日本市場でのドミナンス1位だったXRPに元気がなかった。

日本人によるXRP保有量は減少。英語圏では「XRPアーミーと呼ばれる」コミュニティーで内輪揉めがあった他、中国では「冷え切っている」という見方も出るなど、XRPをめぐり最近はネガティブな材料ばかりが出ていた。

一方、リップル社の上場や新型コロナウイルスによるクロスボーダー送金の需要増を期待する声も出ていた。

リップル社は金融機関との提携を着々と進めている他、先月には同社が率いる企業連合が世界共通の支払い識別子(Identifier)「PayID」を立ち上げたと発表した。