XRP(XRP)は、全体的な市場売りが加速するなか、2ドルのサポート水準付近で下げ止まりを見せている。データによれば、XRP/USDペアは強気ブレイクアウトの初期兆候を示しつつある。

RLUSDの統合がXRP価格を押し上げる可能性

リップルによる自社のクロスボーダー決済システム「リップル・ペイメント」へのステーブルコインRLUSDの統合は、XRPのユーティリティと流動性を強化することで価格を大きく押し上げる可能性がある。

リップルは4月2日、同社が展開する米ドル連動ステーブルコインのリップルUSD(RLUSD)を決済プラットフォームへ統合したと発表した。RLUSDは2024年12月にローンチされたステーブルコインで、XRPと補完的な役割を果たす。取引の安定性を担うRLUSDと、迅速かつ流動性の高いブリッジ通貨としてのXRP。このデュアルアセット戦略は、2300億ドル規模のクロスボーダー決済市場をターゲットとしており、双方の需要拡大を狙っている。

rwa.xyzのデータによると、RLUSDの時価総額は現在2億4400万ドルで、3月だけで87%の成長を記録している。採用が進むにつれ、リップル・ペイメントを利用する金融機関は、とくにボラティリティの高い地域でXRPを流動性供給手段として活用する可能性が高まる。

RLUSDとXRPのペア取引がXRPレジャー(XRPL)および各種取引所で拡大すれば、XRPLの分散型取引所(DEX)での取引量と活動が増え、XRPの流通供給量がひっ迫することにもつながる。

RLUSDの成功に対する市場の好感もXRPの価値を押し上げる要因となり、アナリストの一部は、さらなる採用拡大がXRP価格を3.50ドル以上に押し上げる可能性があると見ている。

仮想通貨市場の分析を行うAlvaは、4月3日のX投稿で「リップルによるRLUSD統合は、クロスボーダー決済における極めて重要な一手」と評価した。

さらに、「RLUSDに対する楽観が高まり、XRPに波及する影響に注目が集まっている」と述べ、次のように続けた。

「リップルのエコシステムの強化とステーブルコイン採用の促進に向けた、堅実な一手だ」

XRPのチャートパターン、3.51ドルを示唆

XRPの1月16日から4月3日までの値動きは、日足チャート上で対称トライアングルのパターンを形成している。価格は現在、1.98ドル付近にある下値トレンドラインを再テストしており、反発の兆しが出ている。

このトレンドラインからは過去に2〜3回反発しており、毎回大きな上昇につながっている。類似の展開となれば、XRPは現在水準から反発し、出来高を伴って2.40ドルの上値トレンドライン(トライアングルの上辺)を突破する可能性がある。

トライアングルの高値と安値の距離を基にしたターゲット価格は3.51ドルで、現在価格から約73%の上昇となる。

XRP/USD daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

XRPに対する強気な見通しを共有するアナリストは多く、採用状況、チャートのテクニカルパターン、そして米証券取引委員会(SEC)との長年にわたる訴訟が終了した点などが理由として挙げられている。

XRP投資家のステフ・イズ・クリプト氏は、上記に類似したチャートを引用し、「価格は大きなブレイクアウト前に圧縮されている」と述べた

アナリストのダーク・ディフェンダー氏も強気の予想を示し、XRPの月足チャートにおける調整は「数週間以内に終了する」と指摘。中長期のターゲットは5ドル〜18ドルとしている。

また、CasiTradesによれば、XRPの相対力指数(RSI)は複数の時間軸で強気のダイバージェンスを示しており、底打ちと上昇転換のサインと見られている。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。