仮想通貨企業ジェミナイの創業者であるウィンクルボス兄弟は、ドナルド・トランプ大統領選挙キャンペーンへのビットコイン寄付が連邦法で定められた上限を超えたため、返金されたことが報じられている。

ブルームバーグの報道によると、匿名を条件に話したキャンペーン関係者が、法的制限を超えた部分が寄付者に返金されたと述べた。

寄付が法定上限を超える

6月20日、ウィンクルボス兄弟はそれぞれX(旧Twitter)に投稿し、合計200万ドルのビットコイン(BTC)を寄付したと発表した。これは、トランプ陣営が個人の寄付として合法的に受け取ることができる上限84万4600ドルを超える額だ。

トランプ47委員会がビットコインで寄付額を返金したのか、それとも現金に換算したのかは不明だ。

報道によると、寄付された資金は、トランプ元大統領の選挙運動、彼の法的費用を支払うリーダーシップPAC(政治活動委員会)、共和党全国委員会、そして42の共和党州委員会に分配される。

トランプ陣営がビットコイン寄付を受け入れたことは、2024年の選挙において、キャンペーンと仮想通貨業界の関係がより緊密になっていることを示す最新の動きだ。投資家とかそうつうか業界関係者は、規制の緩和を約束する候補者を支持する傾向がある。

ウィンクルボス兄弟はトランプ氏を支持

ウィンクルボス兄弟は、6月に開催されたトランプ氏の資金調達イベントに参加したと伝えられている。このイベントでは、一人あたり最大30万ドルの参加費が徴収されていた。彼らはまた、仮想通貨に反対する議員への攻撃広告を担当するスーパーPACであるフェアシェイクとその関連組織に約500万ドルを寄付している。

仮想通貨取引所ジェミナイでは、多くのユーザーが、ジェミナイ・アーンから資金を取り戻すために何ヶ月も苦労してきた。ジェミナイ・アーンは、破産した仮想通貨レンディング企業いのジェネシス・グローバルと共同で運営されていた仮想通貨の利回り獲得プログラム。

ニューヨーク州司法長官のレティシア・ジェームズ氏は、5月20日に、ジェネシスに対する投資家の詐欺訴訟に関して、20億ドルの和解を達成したと発表した。この和解により、ジェネシスは投資家に資金を返還し、ニューヨーク州での事業を停止することが命じられた。

ジェミナイは2月、ニューヨーク州金融サービス局との和解の一環として、ジェネシスの破綻を通じて顧客に少なくとも11億ドルを返還することに同意した。米国証券取引委員会は、2023年初頭にジェミナイ・アーンについてジェミニとジェネシスを提訴。ジェネシスはその後和解している。

 

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