ノンファンジブル・トークン(NFT)取引所ニフティ・ゲートウェイ(Nifty Gateway)が3月17日、「Nifty Gateway 2.0」と題し新サービスを発表。仮想通貨イーサリアム(ETH)ベースのNFTをドルで売買したり、管理したりできるというサービスを開始した。

既報の通り、著名起業家ウィンクルボス兄弟率いる仮想通貨取引所ジェミニが2019年11月にニフティ・ゲートウェイを買収。今回の発表では、新サービスのひとつとして、NFTをドルベースで売買でき、出金できる初のNFT専用取引所とうたっている。

記事掲載時点では、ドルの出金サービスは米顧客のみ対象としており、「できるだけ早く」米国外顧客向けにも同サービスを展開する予定という。このほかのサービスは米国外顧客も利用できるそうだ。

また同取引所へのユーザー登録は、メールアドレスのみ必要としている。

売買できるNFTには慎重なアプローチを採用

ニフティ・ゲートウェイは、任意のプロジェクトのNFTを同取引所で売買できるとうたっているものの、実際にどのプロジェクト・NFTをサポートするかは、「慎重かつ計画的」なものとするそうだ。

「他のプロジェクトからNFTをデポジットし、市場で販売できる。ただし当面は、取引の処理や、発生する可能性のある不正問題に対処できるよう、NFTプロジェクトのサポートは慎重かつ計画立てて行う」

2つ目の新サービスとしては、著名アーティストやブランドと協力し、3週間ごとの限定NFT販売を挙げた。初の限定NFTは、Bellator MMA世界女子フェザー級王座獲得の女性総合格闘家クリスチャン・サイボーグ(Cristiane Cyborg)関連アート、映画監督兼写真家ライル・オウェル氏とのコラボの2点を挙げている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン