仮想通貨分析を行うコインメトリックスは、週間ニュースレターの中で、ビットコインの強気相場が終わっていない理由をオンチェーンデータを基に解説した。
9月20日から9月29日までの間のビットコインのオンチェーンデータによると、過去にビットコインを1万3000ドルから2万ドルの間で購入した人は、「ほぼ行動しなかった」。つまり、この層は先週の急落時に「冬眠状態」にあり「完全降伏状態だった」と分析した。コインメトリックスによると、この層には「75万BTC」が属している。
また、過去に8000ドル以下でビットコインを購入した層もガチホを決め込んでいる。「長期投資家であり、長期でビットコインに確信がある」。この層に属する1146万BTCのうち、たった15万BTCしか動かなかった。
一方、先週に大きく動いたのは、過去に1万ドルから1万3000ドルの時にビットコインを買った人だ。6月末に今年最高値をつけた後、マーケットがちょっとした優越感に浸った時にビットコインを買った人であり、「短期の保有者が少しの損失を受け入れてポジションを守った」と見られている。
先週の暴落を受けて、ビットコインに対する悲観論が噴出している。
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ただ、コインメトリックスは、さらに下落した時に状況は不透明であるものの、現時点で「ビットコイン強気相場に対する信用は揺らぎない」と結論づけた。