中国のハイテク企業テンセントは、今後5年間でブロックチェーン、人口知能(AI)、クラウドコンピューティングなどフィンテック開発に700億ドル(約7.5兆円)の投資を行う。

ロイターの26日の報道によれば、中国政府がブロックチェーンなどの新しいインフラ導入に乗り出したことを受け、テンセントはフィンテック開発を強化する。

テンセントは事業者向けサービスを拡張する方針で、特に5Gネットワーク、モノのインターネット(IoT)、大規模データセンターなどの分野に投資していくという。

パンデミックでブロックチェーンへの関心高まる

新型コロナウィルスのパンデミックは、クラウドやブロックチェーンなどの新しいテクノロジーインフラ開発の動機の1つとなったようだ。

テンセントのシニアバイスプレジデントのドーソン・トン氏は、この新しいインフラ構築戦略を促進することで、「ウィルスの封じ込めの成功をさらに強固にすることができる」と語っている。

テンセントはブロックチェーン技術の分野でも存在感をはなっている。テンセント傘下のデジタル銀行ウィーバンクは2019年に282件のブロックチェーン関連特許を取得。同社が展開するブロックチェーンプラットフォームに、スマートコントラクト構築言語DAMLを統合している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン