米小売り大手ウォルマートが、オープンソースのブロックチェーンコンソーシアム(企業連合)「ハイパーレジャー」に参加することが3月3日に明らかになった

米アリゾナ州で開かれたハイパーレジャー・グローバル・フォーラムの中で、ウォルマートがハイパーレジャーへの参加を発表。グローバル・テック部門のVPであるサンジェイ・ラダクリシュナン氏は、「これまでブロックチェーン実装でポジティブな結果を得ており、オープンソースのコミュニティに関わることで我々のビジネスの未来を変えることができると信じている」と述べた。

ハイパーレジャーは2016年に設立。リナックス財団が統括している。業界をまたいだブロックチェーン技術の促進を目標に掲げており、これまでIBMやインテル、富士通、日立、NEC、JPモルガンなど世界各国の大企業が業種を問わずに参加している。

ウォルマートとブロックチェーン技術

ウォルマートは、自社の供給網管理ですでにブロックチェーン技術を導入している。

2018年9月にレタス供給業者に対してブロックチェーン上にデータをアップロードするように要求。供給ラインの透明化をはかり、食の安全の向上に役立てようとと試みた。

また、昨年10月には米国内へのインド産エビ輸出用に、ブロックチェーン基盤のサプライチェーン追跡・管理システムをIBMとともに構築したと報じられた

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン