ヴィタリック 仮想通貨ETH3300万円分をスタートアップに寄付 ツイッターで決定

イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、スタートアップ3社に合計30万ドル分(約3360万円)の仮想通貨イーサリアム(ETH)を寄付したこの3社はイーサリアムのコミュニティーで喫緊の課題となっているスケーラビリティ(規模の拡大)の改善に取り組んでいる。

ブテリン氏の寄付は、ツイッターでのやりとりで決まった。スパンクチェーンの創業者アミーン・ソレイマニ氏が18日、イーサリアムの発展スピードに懸念を表明。「現在のETH2.0チームはどこで時間を失っている/無駄にしているんだ?」とツイートした。これに対して別のスタートアップであるプリスマティック・ラボの創業者プレストン・ヴァン・ルーン氏が反応。「従業員が他にフルタイムの仕事を持っていることが最大の問題」と指摘した。

こうした不満を受けてブテリン氏は、1000イーサ(約1120万円)をプリスマティック・ラボに寄付。また、チェーンセーフ・システムズとライトハウスにもそれぞれ1000イーサを寄付した。

イーサリアム・コミュニティーではスケーリングの改善が喫緊の課題となっている。

10日にブテリン氏は、プルーフオブステーク(PoS)を基にしたシャーディングを活用し、今後ブロックチェーンを「何千倍も効率化」させると宣言。しかし、ベンチャー・キャピタリスのフレッド・ウィルソン氏が、イーサリアムは他のスマートコントラクトを用いたプラットフォームであるEOSなどより先行していたのに「それを台無しにしている」と懸念するなど、開発スピードの遅さを指摘する声が出ている。

またイーサの価格が下落する中、先日、イーサリアム上のdApps開発などを牽引してきたコンセンシスが13%の人員削減に乗り出すことを発表。また16日には、イーサリアム(ETH)ベースのチャットプラットフォーム「ステータス(Status)」が、最近の仮想通貨市場低迷を理由にスタッフ25%の解雇に乗り出した