クレジットカード大手VISAのアルフレッド・ケリーCEOは23日の決算電話会見で、フェイスブックのリブラに正式に参画が決まった会社は1つもない述べた。リブラのホワイトペーパーには創業メンバーとしてVISAやマスターカードなど27社の名前が書かれていた。

ケリー氏は、「我々は、リブラに参画するために拘束力のない覚書にサインをした」と発言。「つまり、どの企業もまだ正式にはジョインしていないということだ」と続けた。

その上でケリー氏は、最終的に参画するかどうかは、リブラ協会がすべての規制面での課題をクリアすることなど「いくつかの要素」によって決められると話した。

リブラのプライベートブロックチェーンを管理するリブラ協会には27社が加盟。今後100社近くまで参加企業を募り、2020年前半までにリブラ立ち上げを目指すとされてきた。

リブラのホワイトペーパーが先月18日に発表されて以降、米大統領やFRB議長、米議会議員、欧州の政治家や規制当局などから、マネーロンダリング(資金洗浄)対策や顧客のデータ保護などに対する懸念が噴出していた。

フェイスブックの子会社カリブラ社のデービッド・マーカスCEOは、「フェイスブックは完全に規制面での懸念事項に対応し適切な承認を受けるまでリブラを提供しない」と話している

【関連記事:仮想通貨リブラ関連の公聴会前にフェイスブックの声明文が公表 「規制課題クリアしない限り立ち上げない」