投資会社ヴァンエックの子会社MVインデックス・ソリューションズは、3つの主要なOTC取引(店頭取引)デスクに基づいた独自のビットコイン(BTC)インデックスをローンチした。11月20日付のプレスリリースで明らかとなった。

MVインデックス・ソリューションズは、株式、確定利付債券市場、デジタル資産を含むいくつかの資産クラスをカバーするMVISインデックスを開発、監督、認可する企業だ。

新しいMVISビットコインU.S.・OTC・スポット・インデックス(MVBTCO)は、サークル・トレード、カンバーランド、ジェネシス・トレーディングを含む主要なOTCリクイディティ・プロバイダーからの価格フィードに基づいている。

ヴァンエック/MVISのデジタルアセット戦略ディレクターであるガボール・ガーバックス氏は、「このインデックスは上場投資信託(ETF)といった機関投資家向け商品に道を開くとともに、機関投資家がOTC市場で透明な価格で機関投資家サイズの取引を行うためのさらなるツールを提供する可能性がある」と述べた。

ヴァネックと金融サービス企業ソリッドXは今年初旬、物理的に裏付けられたビットコインETFをシカゴ・オプション取引所(CBOE)のBZXエクイティーズ取引所に上場するための申請を共同で行った。しかし、米証券取引委員会(SEC)の同ETFに関する決定は、8月に延期されて以降いまだに保留のままだ。

SECは10月、両社によるビットコインETFの提案に関する会議のメモを公表した。その文書の中で関係者は、SECが17年にソリッドXの以前のETF申請を却下した際に挙げた理由に対して包括的な対処法を提示した。却下の理由とされたのは、「不正な行為や操作的行為を防止する」ことに焦点を当てた証券取引法に従うことができないように思われる、というものであった。

コインテレグラフは先週、スイスの主要証券取引所であるスイス証券取引所が、世界初の複数仮想通貨をベースにした上場投資商品(ETP)を上場すると発表したと報じた。スイスのスタートアップAmun AGのサポートを受ける世界初のグローバル複数仮想通貨ETPは、HODLのティッカーで上場され、ヴァンエックが管理する。

 

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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日