米下院の2人の議員は、証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)のトップに、透明性と規制の明確さのため、仮想通貨業界と協力するよう要請した。

16日のツイートでグレイ・トンプソン議員は、パトリック・マクヘンリー議員とともにSECとCFTCに書簡を提出したことを明らかにした。この書簡では「デジタル資産に関する合同ワーキンググループを設立する」よう要請している。トンプソン議員とマクヘンリー議員は、連邦規制当局と仮想通貨業界の参加者の間で「活発な対話を行う」ことを求めた。

「デジタル資産に関するワーキンググループは、SECとCFTCの両方が現在の管轄を協力して効果的に活用する方法を探求することを可能にするだろう」と書簡に書いている。「このようなワーキンググループは、デジタル資産エコシステムのイノベーターとの透明性のある関係を構築することができる。議会は規制のギャップに対処するための追加の法律を検討しているため、この作業によりこれらの重要な政策決定を行う際の追加の情報と明確さが提供されるだろう」。

さらに次のように付け加えている。

「議会と規制当局は協力し、イノベーションの保護と新しい規制のバランスを適切に取り、米国でデジタル資産市場が反映するようにする必要がある」

仮想通貨やブロックチェーンの専門家の多くは、米国における規制の明確さが欠如しており、業界に悪影響を及ぼす可能性があると主張している。現在SECやCFTC、金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)などが、米国内での仮想通貨規制を担っているが、それぞれの管轄が異なるため、規制のパッチワークのようになっている。