韓国最大の取引量を誇る仮想う通貨取引所アップビットのシンガポール法人は、シンガポールでの主要決済機関(MPI)ライセンスの原則的な承認を得た。
10月16日、アップビット・シンガポールは、シンガポール金融管理局(MAS)から原則的なライセンスの承認を受け、完全なライセンスを待つ間に機関投資家向けのデジタル決済トークンサービスを続けることができると発表した。アップビット・シンガポールの創設者兼CEOのアレックス・キム氏は、同社が2018年に設立されたが、最近の承認は地元での存在感を深める戦略的なマイルストーンだとコメントした。
アップビット・シンガポールの最高執行責任者ラクス・ソンディ氏は、今回の承認により同社は「ステルスモードから徐々に脱却するだろう」とコインテレグラフに語った。
「私たちは2018年からシンガポールで活動しており、私たちはチームを強化してきた」とソンディ氏は述べ、4月からスタッフを増加させてきたことを明らかにした。
同社のコンプライアンス責任者であるアズマン・ハミド氏は、この承認がシンガポールでの事業構築へのコミットメントを反映していると述べ、「次世代の金融ビジネスの主要ハブとしてシンガポールをさらに確立するために貢献する」と付け加えた。
アップビットが完全承認を得ると、同社はMASからの完全なMPIデジタル決済トークンサービスライセンスを持つ仮想通貨企業に加わることになる。10月だけでも、コインベース、リップル、シグナムのシンガポール法人がMASからライセンスの承認を受け、MASがライセンスを付与したデジタル決済トークンサービス企業の数は15社に達した。
10月2日には、コインベースがMPIライセンスの完全承認を取得し、仮想通貨取引企業GSRが同日にMPIの原則的承認を得た。スイスの仮想通貨銀行シグナムの現地法人は翌日にMPIライセンスの完全承認を得たほか、リップルは10月4日にMPIの完全承認を受けた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン