韓国の仮想通貨取引所アップビットを運営しているドゥナム(カカオの関連会社)は来月、シンガポールに仮想通貨取引所を開設する計画だ。韓国メディアの聯合ニュースが19日に報じた。
聯合ニュースによると、ドゥナムはアジア市場への展開のため、今年2月にシンガポールに支社を開設している。シンガポールの取引所の開設する時期については確定しないが、ドゥナムが聯合ニュースに語ったところのよれば、10月上旬にも稼働する予定だという。
アップビットのシンガポール支社トップのキム・クヒョン氏は、シンガポール市場進出への期待感を次のように語っている。
「シンガポールは積極的にブロックチェーン技術をサポートしており、同国への進出は様々な関連プロジェクトをリードし、グローバルな競争力を獲得するチャンスが広がることになる」
聯合ニュースの報道を受け、アップビットでの取引量は急増。コインマーケットキャップのデータによれば、1日で53.6%増加した。記事執筆時点で、アップビットは取引高で世界第10位の取引所だ。24時間の取引高は2億4100万ドルにのぼる。
メッセージングアプリのLINEも7月、シンガポールを拠点に仮想通貨取引所「BITBOX」の運営を開始。15の言語に対応し、ビットコインやイーサリアムなど30種類の通貨を扱っている。