25億ドル以上の運用資産を持つ世界最大級の自律分散組織ビットダオ(BitDAO)とそのパートナーであるミラナ・ベンチャーズは16日、カリフォルニア大学バークレー校、MIT、ハーバード大学、オックスフォード大学など世界のトップ大学8校と教育向け自律分散組織であるEduDAOを設立することを発表した。

EduDAOはBitDAOトレジャリーから資金を調達し、初期資本3300万ドルで毎年1100万ドルをプロジェクト助成金、研究、製品開発の資金に充てる。資金は、次世代ブロックチェーンとWeb 3.0技術の学術研究に使用される。

BitDAOは億万長者で著名なベンチャーキャピタリストであるピーター・ティール氏などから大型資金調達を実施しているほか、世界最大の仮想通貨デリバティブ取引所の1つであるBybitが出資している。

ミラナ・ベンチャーズのジョン・アレン氏は、「最も有望な製品やデザインは、今まさに大学レベルで考案されている。このパートナーシップは、学生や教授が切実に必要としている投資資金を利用できるようにすることで、その成長を拡張可能なレベルで促進する」と述べた。

ハーバード・ブロックチェーン・クラブの共同代表であるローマン・ウガルテ氏とヴィラット・タルワー氏は、次のように述べた。

「適切な資金調達と情報配信の力を、学生、教員、卒業生の分散型集団の手に委ねることは、ハーバードのような機関にとって革命的な一歩だ」