ウクライナ保安庁が21年初頭より違法な金融取引に関わっていたとされる複数の仮想通貨取引所を閉鎖した。

ウクライナ保安庁による11日の声明によれば、同国の首都であるキエフを拠点とする「秘密の違法仮想通貨取引所」のネットワークは、犯罪活動に関連した110万ドルの資金を組織的に取引していたという。

ウクライナ保安庁による声明は、これらの違法仮想通貨取引所がマネーロンダリングの可能性がある匿名の取引サービスを提供していたと主張している。確かに、ウクライナ保安庁は、複数の人物がこうしたプラットフォームを通して、国中で抗議活動を組織するために資金を送金していたと述べている。

ウクライナ保安庁によれば、こうした違法な資金は、Qiwi、WebMoney、Yandexなどといった禁止されているロシアの支払いサービス業者に関連したeウォレットが出所となっていたという。

また、ウクライナ保安庁はこれらの違法仮想通貨取引所へと強制捜査を行い、疑わしい違法行為の証拠と、これらの取引所のために偽造されたものとされる法人設立書類を記録したコンピューターを回収したと伝えられている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン