英国の仮想通貨保険スタートアップ「コインカバー」は、盗難や損失を補償する保険サービスを公開した。ウェールズ247が9月24日に報じたオンラインで保管された仮想通貨資産を補償するサービスだという。

同サービスでは、ウォレットを常時監視し、盗難の疑いがあった場合には警告を出す。また、プライベートキーを紛失した場合は回復し、キーバックアップを管理し、盗難にあった場合には相当価値の現金を提供する。いかなる疑わしい行為もチェックされる。

さらに、100種類の仮想通貨をカバーするとし、共同創設者のデービッド・ジャンクスウスキー氏は、以下のように述べている。

「仮想通貨の所有は、早いスピードで成長しており、さらに主流になっている。しかし、依然リスキーな投資になりえる。仮想通貨は、その性質から、多くにとって新たな概念だ」

ジャンクスウスキー氏はまた、仮想通貨は開始当初から犯罪や事件の起因となり、ハッキングや盗難の対象となっていると話す。同社はこういった問題に取り組もうとしていると述べている。

仮想通貨保険市場は成長か

サンフランシスコ拠点のサイバーセキュリティ代理店コーリションのジョシュア・モッタCEOは、仮想通貨分野の保険市場は現在、保険料が2億ドルから5億ドル(約214億円から535億円)規模だとし、成長率は20%から25%だと述べている

一方、米保険大手のエーオンは、米規制当局の規制が明確になれば、より速いスピードで成長すると予測している。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版