トルコの金融規制機関である資本市場委員会(CMB)は、無許可で仮想通貨関連サービスを提供しているとして、複数のウェブサイトへのアクセスを遮断したと発表した。
CMBは、パンケーキスワップやクリプトレーダーを含む46のウェブサイトに対し、トルコ国内の居住者に対する違法なサービス提供を理由に法的措置を講じたと明かした。この措置は、同国の資本市場法に基づく権限によるものとされる。
パンケーキスワップは、2025年6月の取引高が3250億ドルを超えたと報告しており、ユニスワップやカーブと並ぶ主要な分散型取引所のひとつだ。だが、トルコ当局が同プラットフォームのどの部分を「無許可のサービス」とみなしたのかは明らかにされていない。
一部の国の当局や規制機関は、未登録で仮想通貨サービスを提供するウェブサイトを遮断する動きを強めている。こういったサービスが違法取引を助長しているというのが理由だ。これまでにもカザフスタン、ベネズエラ、フィリピン、ロシアなどの政府が、ウェブサイトの遮断を行っている。
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トルコ、仮想通貨規制を強化
CMBは2025年3月から、国内の仮想通貨関連サービス提供者に対する全面的な監督権限を持つようになった。同時に、業界向けの基準と要件を定める規制枠組みも導入されている。
また、同年2月以降、トルコ国内のユーザーは、425ドル以上の取引を行う際に本人確認情報を提出することが義務づけられている。
トルコ居住者は仮想通貨の購入、保有、取引を行うことが認められているものの、2021年以降、デジタル資産を決済手段として使用することは禁止されている。
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