トランプ大統領やその家族が関与する仮想通貨プラットフォーム「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」は、ロンドン拠点のヘッジファンドRe7と提携し、オイラー・ファイナンスとリキッドステーキングプロトコルLista上で、ステーブルコインUSD1のボールトを立ち上げた。
ブルームバーグによれば、この提携は、WLFIのステーブルコインUSD1のBNBチェーン上での存在感を拡大する取り組みの一環として位置づけられている。
ListaはBNBトークンの主要なリキッドステーキングプラットフォームのひとつであり、プラットフォームを管理する分散型自律組織(DAO)は、仮想通貨取引所バイナンスのベンチャー部門であるバイナンスラボから支援を受けている。
WLFIは、米ドルの流通性を高めることを優先事項とするトランプ政権の方針と合致するかたちで、米ドルステーブルコインおよび現実世界資産(RWA)のトークン化という2つの分野に注力しており、機関投資家からの支援を受け続けている。
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WLFIに機関投資家の資金が流入
2025年4月、仮想通貨マーケットメイカーであるDWFラボは、WLFIプラットフォームのガバナンストークン「WLFIトークン」を2500万ドル分購入した。また同社は、USD1ステーブルコインへの流動性提供も約束している。
さらに、デジタル資産ファンドであるアクア1ファンデーションは、WLFIへの1億ドルの投資を発表。ステーブルコインおよびRWAのトークン化というWLFIのユースケースが、世界金融の再構築に寄与すると評価した。
トランプ氏は、2025年6月13日に米政府倫理局へ提出した開示資料の中で、WLFIからの収入として5700万ドルを報告しており、その大半はトークン販売によるものと見られている。
こうした大型投資や多額の収入にもかかわらず、トランプ家は2024年以降、WLFIへの出資比率を20%引き下げた。
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